沿革

 技術者教育プログラム「知能情報プログラム」の母体である知能情報システムコースは、1973年(昭和48年)に設置された旧組織工学科を拡大改組し、1991年(平成3年)に発足した知能情報システム工学科からの流れを汲む。2002年に本プログラムの開設を念頭に置いてカリキュラム改訂を行った。2004年に本プログラムを設置し、2006年にJABEEプログラムとしての認定を受けた(「情報および情報関連分野」認定開始2005年度)。その後の情報技術における社会の要請に応えるべく、2010年度に再度カリキュラム改訂を行った。2017年の理工学部への改組を経て現在に至る。

 本プログラムの学習・教育到達目標の旧版である、学習・教育目標は、 2004年3月に設定し、2009年度まで運用した。この学習・教育目標については、学生および企業へのアンケートでも、その意義は認められていた。「情報専門学科におけるカリキュラム標準J07-CS」が2007年度にまとめられたのにともない、旧知能情報システム工学科のカリキュラムを対応づけて科目の追加・統廃合を行い、各科目の学習・教育目標を設定して改訂し、さらにソウル協定対応プログラムへの対応づけに基づいた科目設定も行った。この改訂カリキュラムを基盤にしたソウル協定対応プログラムで2010年度にJABEE継続認定審査を受審し、認定された。その後、引き続きこのプログラムを踏襲して2016年度にJABEE継続認定審査を受審し、認定された。本プログラムは、最初の認定から18年目を迎え、種々の改訂を経ながら継続的に運用されている。